ちょっぴり飲むのが下手な猫さんにも優しい器に

　猫は犬ほど多くは飲みませんが、泌尿器疾患を防ぐためにも、適度な水分を毎日しっかり取る必要があると言われています。「我が家の猫たちは大丈夫かな？」と、大切な愛猫が毎日しっかりお水を飲めているのか心配な方も多いのではないでしょうか。

猫たちの飲み癖を知る

　猫によって食べ癖があるように、お水を飲む時も飲み癖があります。どんな器でも上手に飲める猫さんもいれば、体型や顔の形が原因で、市販の器ではうまく飲めない猫さん達もいます。

飲み癖のパターン

　PAW-MOTTOでは、ちょっぴり飲むのが下手な猫さんでも、今より上手に飲める「優しいお水の器」を作るために、猫さん達を研究し、飲み方のパターンを４つに分類しました。
　床をびちゃびちゃにしてしまう猫さんは、器の縁を使いながら、舌の表側を使って飲む事が多いようです。また、水をすくうことができず、ただ、舌を出したり引っ込めたりしながらちょっとずつ絡め飲む子もいます。一方、鼻ぺちゃの猫さんは、マズルが短いので鼻が濡れやすく、それを避けるためか、どうしても「あご」からアプローチしがちな子が多いようです。結果、あごがびちょびちょに...。
　この結果を元に、もっと飲みやすい器の形を目指しました。

主な特徴

　基本の形は「パウ・ボウル ONIGIRI（フード・ボウル）」と同じく、猫の顔の形に優しい角丸三角形。
　水面にあごや胸元の毛が直接触れやすい猫さんに配慮した「あご乗せスロープ」。また、短足猫でも水が飲みやすいように手前の縁には「手前飲みアプローチ」もつけました。そして、ふち飲み床びちゃ猫も飲みやすいように、あえて器の内側に凸となる「ふち飲みコーナー」を設け、そのコーナーから反り立つ様に「水はねガード」を設けました。それにより、飛び散りを抑え、器内に水が戻る効果も期待できます。
　また、水量200mlの目安も分かりやすくしました。

水切れすっきりで嬉しい

　パウ・ボウル SHIZUKUは、ボウル部分と土台部分の両方が角丸三角形なので、横にしても転がりにくく、洗った後、写真のように置いておくと、器の内側から土台の内側まで、あっという間に水切りできてスッキリ清潔。忙しい毎日のちょっとした時短にも優しい形です。

スペック

正面

側面

安心とこだわりの Made in Japan

　パウ・ボウル SHIZUKUは細部へのこだわりと優しさを大切にするため、創業100年の実績と信頼のおける瀬戸焼の老舗窯元さんにお願いしました。
　型から取り出した後、ひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げているので、焼き上がるまで予測できない「色むら」「濃淡」などの個性が、器それぞれに現れます。実はこれも、デザイナーが「大切にしたい」とこだわった「手作りの温かさ」。
　機能的でありながら、温かさも感じられる器をどうぞお楽しみください。

人と同じ検査基準をクリア

　パウ・ボウル SHIZUKUは、大切な家族である猫さんにも安心をお届けするため、鉛・カドミウム溶出検査を依頼。人と同じ「食品衛生法」および「ISO-6486」の基準をクリアしています。

手作りならではの個性をお楽しみください

色むら・塗りむら

泥しょうの跡

　パウ・ボウルSHIZUKUは、型から外した後、ひとつひとつ丁寧に手作業で仕上げを行っているため、若干の重さや小さな凹凸はもちろん、模様の細部にもばらつきがございます。
さらに、釉薬の特性上もあり、濃淡などの色むらがみられますが、これは、焼き上げる事で自然に現れるものです。（ソフトカラーは比較的色むらは少なくなります）
　また、土の成分が泥しょうの跡として現れたり、小さな鉄粉が表面に現れることもございます。これらの特徴は「器ひとつひとつに現れる個性」となります。何卒、ご理解の上、ご利用の際はその唯一無二の個性を、お楽しみくださいませ。